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GMP準拠の工場って?
GMPとは?
「このサプリメントはGMPに準拠した工場で作られています」
という文をたまに見かけます。
漠然と「何かがすごいんだろうなあ」という感じはわかりますが、
何がどうすごいのかについて、ほとんどの方は知りません。
そこで、この疑問について調べてみました。
そもそもGMPは、Good Manufacturing Practiceの略で、日本語に訳すと「適正製造規範」になります。
GMP(適正製造規範)とは、原材料の受け入れ、製造、 出荷までの全過程で、製品が安全に作られ、一定の品質が保たれるようにするための製造工程管理基準のことです。
GMP認定工場では、以下の品質管理が厳密に行われています。
- 正しい原材料が使用され、製品に含まれている量は正確か
- 衛生的に作られたか(施設や作業員の衛生状態など)
- 異物が混入したり、他の製品との混同が生じたりしていないか
- どの製品も均質で設計どおりの内容か
- 賞味期限内の品質は本当に保証されているか
- 規格外の製品が出荷されないよう、チェックする体制ができているか
GMPの目的
そもそもGMPは、病気の人が医薬品を安心して飲めるように、設けられた基準です。
病気の人に対して、成分量がアバウトだったり、異物の混入した医薬品を提供したら、大変なことになってしまいます。
そのようなことを防ぐ目的で設けられました。
つまり、GMPはサプリメントではなく、医薬品の製造のための基準です。
この基準を満たした工場で医薬品が作られたら、
・人の間違いを最小限にすることができ、
・医薬品が汚染されることなく、
・高い品質を保つことができる
という特徴を持つ医薬品が出来ます。
サプリメントにGMPが導入される理由
サプリメントは、製造の過程で製品に含まれる成分量にバラつきが出たり、有害物質が混入する恐れもあります。
そうなってしまうと、サプリメントを飲んだ人の健康を害する可能性が出てきます。
そのため、サプリメントにもGMPが導入されるようになりました。
必ずGMPに基づいて製造されたサプリメントでないとダメ?
もちろんGMPに準拠した工場で作られたサプリメントのほうがオススメですが、
サプリメント製造メーカーで、GMPを導入しているところはそれほど多くありません。
日本で長年の製造実績があるサプリメントメーカーであれば、GMPの有り無しにそれほどこだわることはありません。
たとえ、GMPを導入していなくても、成分量がGMP準拠のサプリメントよりもかなり多い場合、そちらを選ぶことも間違いではありません。
また、医薬品を製造している会社であれば、GMPに準拠していなくても、医薬品の製造工程を利用して作成していますので、それほど気にする必要はありません。
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